「子どもが細かいことを気にしすぎてしまう…」
「朝になると『お腹が痛い』とぐずって、学校に行きたがらない」
「集団の中でうまくなじめず、すぐに泣いたり拗ねたりしてしまう」
こういったことで、困っていませんか?
実は、私もかつて、同じように悩んでいました。
でもあるとき、気づいたんです。
これ、子どもの“能力不足”じゃなくて、繊細さん気質だからこそ、起きている可能性が高いということに。
そう気づいたときから、子どもの見え方がガラッと変わり、
「なんでできないの?」という視点から、
「そっか、それくらい気になっちゃうよね」と共感する関わりに変わりました。
すると、子どもが少しずつ、安心して動けるようになっていったんです。
【①繊細さんって他人事じゃない】
「繊細さん」という言葉、最近よく聞くようになりましたよね。
でも実際、自分の子に当てはまっていると気づいていないママが、とても多いんです。
子育てに困っているママほど、
目の前の「結果」ばかりに目が向きがち。
「登校しぶり」や「集団になじめない」などの“困りごと”にどう対応するかばかりを考えて、
子どもが何を感じ取っているのかに目を向けられないことが多いんです。
でも、それって本当にもったいない。
「繊細さ」は、感じ方の“ひとつのパターン”なんです。
そのパターンを知れば、対応もグッと楽になります。
【②世界の感じ方が違うということ】
繊細さんは、周囲の刺激をすべてキャッチしてしまいます。
たとえば、人の表情や声のトーン、小さな物音、におい…
すべてが自分の中に入ってきて、処理しきれなくて疲れてしまう。
それはまるで、ケガをした直後の皮膚に何かが触れるような感覚。
ちょっとしたことでも、ものすごく痛い。
だから、人と同じように行動するのが難しくなるんですね。
例えば、学校で他の子が怒られているだけで、自分まで心が痛くなってしまう。
直接関係がなくても、周囲の感情を全部感じ取ってしまうから、学校がものすごく消耗する場所になってしまう。
これは単なる「気にしすぎ」ではなく、見えている世界が違うということなんです。
【③気質は変えられない。でも対応は変えられる】
気質は、変えられません。
でも、気質に合った対処はできるんです。
たとえば、日焼けしやすい肌の子がいたら、日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶせたりしますよね。
それと同じように、繊細さにも、その子に合ったサポートのしかたがあるんです。
「気質」を知ることで、
「どうしてこんな反応になるのか」
「どうすれば楽になるのか」が、見えてきます。
具体的には、①よく休む ②共感する
私自身、このことに気づいてから、親子関係が驚くほど変わりました。
無理に強くさせようとしなくなったし、子どもも安心して自分らしく過ごせるようになった。
その変化が、子どもの行動にも、私の心の余裕にもつながっていきました。
【まとめ】
繊細さんは、5人に1人いると言われています。
クラスに数人はいるくらい、珍しくないんです。
「もしかしてうちの子も?」と思ったら、
まずは子どもの“感じ方のパターン”を知ることから始めてみてください。
うわべの対応ではなく、本質に目を向けることが、
親子の関係性も、子どもの毎日も、ぐっと楽にしてくれます。
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