先日、綾瀬市教育委員会様と綾瀬市PTA様からご依頼をいただき、
令和7年度 家庭教育推進大会にて
「子どもとの関わり方」をテーマに講演をさせていただきました。
「子どもの自立を支える親の関わり方
~成長とともに変えていく親子の距離感~」
というタイトルで、綾瀬市オーエンス文化会館 大ホール
での90分間の講演会を開催しました。
会場にお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。
当日はとてもあたたかな雰囲気で、
うなずきながら聞いてくださる方や、
熱心にメモを取りながら参加してくださる方も多く、
私自身にとっても大変ありがたい時間となりました。

講演では、子どもの成長に伴って
親子の「距離感」を変えていくことの大切さについてお話しました。
多くの保護者の方が、
「距離感という視点で考えたことがありませんでした」
「思春期になると、どう接すればいいのか分からなくなります」
とおっしゃっていたのが、とても印象に残っています。
子どもが小さい頃は、手をかけて守り、
そばで支える関わり方が自然とできます。
しかし成長していくにつれて、同じ関わり方のままだと、
子どもは「干渉されている」と感じやすくなり、
反発やすれ違いが生まれることがあります。
これは決して、親の関わり方が間違っているわけではありません。
多くの場合、
成長に応じて関わり方を変えていく目安を知らないだけなのです。
そのため講演では、親子の関係をより良くしていくために、
「距離感」を意識することの大切さをお伝えしました。
特に変化が見え始めるのが、9歳頃からです。
この時期になると、子どもは物事を客観的に考える力が育ち始め、
「自分で考えて決めたい」という気持ちが強くなっていきます。
そのタイミングで、幼い頃と同じように細かく指示をしたり、
過度に関わったりすると、反発が強くなってしまうこともあります。
少し距離を取りながら、一人の人として尊重して接することで、
子どもは安心し、親子関係も穏やかに保たれやすくなります。

講演後には、たくさんのご感想をいただきました。
「先生が気さくで楽しい雰囲気だったので、
親近感を持って安心して聞くことができました。」
「実体験も交えたお話で、とても参考になりました。
先生でもお子さんと喧嘩をしたり反省することがあると聞いてホッとしました。
喧嘩をした後の関わり方が大切だと学びました。」
「自分の悩みにぴったり当てはまる内容で、
これからの関わり方のヒントになりました。」
「思春期の子どもとの接し方について、
これまでの自分の対応を振り返ることができ、
これからの関わり方のイメージも持つことができました。」
「幅広い年代の保護者にとって参考になる内容でした。
家に帰って家族にも話したいと思います。」
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子育てに「これが絶対の正解」というものはありません。
ですが、
子どもの発達や成長の段階を理解し、
それに合わせて関わり方を調整していくことで、
親の気持ちが楽になり、
子どもも安心して自分らしく成長していくことができます。
講演の中では、多くの方がこれまでの子育てを振り返りながら
「これでよかったんだと安心しました」
「これから少し関わり方を変えてみたいと思います」
とお話してくださったことが、とても印象的でした。
子どもは成長とともに、必要とする関わり方が変わっていきます。
そして、親の関わり方が少し変わるだけで、
子どもが本来持っている力は自然と発揮されていきます。
これからも、子どもの成長に合わせた関わり方について、
具体例を交えながらお伝えしていきたいと思います。