こんにちは。子どもの接し方アドバイザーの田邊千恵です。
先日、7月2日(火)にめぐみ幼児園さんにて、
《自由遊びの園生活と小学校以降のつながり》をテーマに、
おしゃべり会の基調講演をさせていただきました。
未就園児や園児の保護者の方は、小学校以降を心配されている方が多く、成長イメージを持っていただくために企画されました。
今回は、自由保育がどう「その先の学びや人間関係」に影響するかを、
卒園児ママのリアルな声もお聞きし、参加者のみなさんと語り合いました。
今回お話する内容はこちら
🎤 自由保育の良さは、すぐに見えない。でも確かに“根っこ”に

私からは冒頭10分ほど、自由保育の本質についてお話しました。
小学校に入る際、どうしても「字が書けるか」「計算ができるか」など、
目に見える力に目が行きがちです。
でも、自由遊びを通して育つのは“自分で考え動く力”や“人と関わる力”。
そしてこれは、実は高学年になってから花開くことが多いのです。
- 高学年でリーダー的な役割を任されたり
- 算数の図形問題や、表現がぐんと伸びたり
- 「自分はこれが得意」という自己肯定感を持っていたり
そんなお子さんたちを見てきたからこそ、「小1の姿だけで判断しないでほしい」というメッセージを込めてお伝えしました。
🧡 卒園児ママのリアルな声に、安心の輪が広がる
続いて登場してくださったのは、数名の卒園児ママたち。
「低学年では先生から叱られることが多かったけど、高学年から主体的にリーダーになったり、高校・大学の進路も自分で決めて頑張る子になった」
「学校の合唱のオーディションで、始めたばかりのピアノなのに、頑張ると決めて練習して、受かった」
「あまり積極的でないと思っていた女の子が、応援団長をやりたくてやり遂げた」
など、リアルな経験談をシェアしてくださり、
参加されていた未就園児ママたちも感動しながら聞いてらっしゃいました。
☕グループトークでは、ほっとできる時間に
後半はグループトーク。

「今、どんなことで迷っているか」「園選びの基準って?」など、
少人数でゆっくり語り合える雰囲気の中、話が弾んでいました。
特に印象的だったのは、在園児ママのこんな言葉:
「“子どもが楽しそうにしてるか”って、大事にしてよかったと思う」
不安や比較がつきものの園選びですが、「楽しそうにしてる姿」こそが、将来の根っこになります。
多くの保護者の方に、持っていただきたい視点だなと改めて感じました。
🌸まとめ|遊びは、土台。土台がしっかりしていれば、後から伸びる
自由に遊ぶことで、
- 語彙力や対話力がつく
- 書く力・考える力が蓄えられる
- 自分から動ける子になる
…そんなお話を、保護者の方々と共有できたことがとても嬉しかったです。
📢9月も開催予定!ぜひお越しください
9/3(水)10:30~にも、幼稚園以降の育ちを卒園児ママに聞く、おしゃべり会を予定しています。
園の雰囲気や保護者のリアルな声を聞ける貴重な機会ですので、ぜひご参加くださいね。
詳細はめぐみ幼児園のHPやInstagramでご案内予定です。